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先日、大学生になった教え子が訪ねてきてくれました。不思議なことに、6年ぶりに会ったはずなのに、まるで毎日話している人のように話せるものなのです。

私は10年以上中央区の塾にいたので、現在グレンタのある西区には私のことを知っている生徒は一人もいませんでした。もちろん、独立開業するときに、元いた塾の近くに開校して、そこから教え子を引き連れて独立する方が多いのはわかっています。生徒には義理立てて、元いた塾には不義理になる。私の場合は生徒を一人も引き連れずに独立しました。やはり元いた塾に不義理にはしたくないというのが第一でした。生徒たちには迷惑をかけるし、これまでも迷惑をかけ続けてきました。独立開業はもちろん私の夢でしたが、生徒たちからしたら、「あんたの夢のために迷惑かけないでよ」と言われてしまいそうで、極力静かに去っていこうとしていました。しかし、現実は文字通り温かく送り出してくれるというものでした。

私はこんなに温かく送り出してもらえるほどのことをこの子たちにできていただろうかと自問すると、どうしても身をかくしたくなります。どう考えても見返りでプラスマイナスゼロにできるほどのことはできていない、と。

それでも、その後もわざわざ会いに来てくれる生徒もいたりして、たくさんの元気をもらっています。グレンタのSNSをフォローしてくれてメッセージをくれる生徒もいます。わざわざ私の居場所を探し出してきてくれる生徒もいます。人と人とのつながりとはこんなにも私を支えてくれるものなのだと改めて感心してしまいます。たぶん、塾で教えるいちばん大事なことは、勉強でもなく、成績アップでもなく、志望校合格などの実績でもなく、人とのつながりを大事にするという人間として根本的なことなのだと思います。それは、恥ずかしながら私自身が一番できていなくて、むしろ生徒たちから教わることでした。

そして、誰もが必ず言ってくれる言葉が、「がんばって」です。よく聞く言葉でありがたみが薄れているような気がしますが、私にとってはとても響く言葉です。「ああ、支えられてるんだな」と実感できる言葉です。

今、グレンタには生徒はあまりいません。それでも、何の縁もゆかりもないこの塾に来てくれる生徒はいて、新しい出会いがあり、その子たちには、人とのつながりを大事にするということを身をもって教えていくことができます。また教わるかもしれません。少なくとも、この塾を作っているのは私一人ではありません。今いる生徒やこれから来てくれる生徒はもちろん、さらに、多くの教え子たちの応援によって成り立っているのです。

多くの人に、居心地がいいなと思ってもらえるような塾になれるよう、これからもがんばっていきます。

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